Solitude HOTEL ∞F 感想
大晦日にはチケットが完売したそうで、心の底からホッとした 席が前の方だったからかもしれないけど
席は実質前から2列めで、こんな間近でブクガをみるのははじめて 近くて緊張してしまった、ややもすれば目が合っちゃうのでは!?という距離感に心の腰が引けてしまう
スピーカーの真ん前だったせいかバスがめちゃ強くて、高音が聞き取りにくいぐらいだった いつかのほぼ真っ暗パフォーマンスを彷彿とさせる
全て終わってみると、闇色のMVでもコラプションというか、グリッチみたいなのがテーマっぽかったが、∞Fはそれをブクガのこれまでにスケールアップして90分に収めた、といったところか
rooms
新譜を中心にやるのかな〜とおもっていたところに rooms はじまったので若干面食らうのだが、曲が止まるところの止まる拍が違う
サイネージは燃えてる家と燃えてる4人みたいな
MV もある曲だし演出を変えてきたのは意図的なんだろうな...
夢
矢川さん、和田さんのアカペラからはじまるのにシビれた
この曲は何度聴いても何度みても飽きない
コショさん、井上さんは去年よりも身体の動きがダイナミックだった気がする
特にコショさんは間近でみていたせいか、ものすごい迫力があってスゴかった
音響がギリギリでハモりパートなどが少し惜しい感じではあった
my cut かかって「そういうのもやるんや?」とおもっているとノイズが入って MORE PAST になり、オタクたちが振り上げた拳をそろ〜っと下ろすのをチラ見したりする
ペストマスクのエキストラが登場して、ステージをウロつき、パフォーマンスがそれに引っ張られる、みたいな演出 相変わらずいい曲だな...としみじみしていた
karma
詞と振付が曲と違っていて混乱した、聞き取りきれなくて cloudy irony だと現場では気付けなかった
手前側にライトがあって、その前でパフォーマンスすると背景スクリーンに綺麗にシルエットができてて幻想的だった
思い出くん
ライブでみるとまた違った感じがした
思い出くんを訪ねてくる3人は演者の声とかの感じがすごいピッタリだったし、コショさんのパート毎にガラッと変わるダンスも良かった
ポエトリーもやったし終わっちゃうのかな...?どうやって終わるんだろう、などと考えていた
bath room
思い出くんはインターミッションみたいな感じでもう1部くらいやる感じなのかしら...?などとおもっていると、サイネージや背景に映された森やなんかの映像がフレーム落ちしはじめる
すると BPM も下がってきて調べもどよーんとしはじめてくる ここの演出はマジでスゴくて、下がっていく BPM にしっかりダンスや歌唱がついていってるのもすごいし、そこからのグリッチ、血塗れで登場するコショさん、絶叫する和田さん、とグイグイ気持ちをもっていかれる
この曲はアルバムで聴いてた時からすごい音圧の曲だとおもっていたけど、このハコこの音響、そして血塗れの4人、サイケな映像が全て合わさるとさながら拷問のようだった
この辺はリアルに口あんぐりでみていたことに終わってから気付いた
言葉にするのが難しいけど、客席照明がついて、大変な90分を過ごしてしまったとぐったりして席に沈み込んでしまった
コショさんが一言「ありがとう」ではけていった
条件反射で、解散という言葉が脳裏によぎったけど、前(鯨工場のときだっけな?)もハラハラして「そんなことないよ〜ん」だったので気楽に構えておく
せっかくなので、昔の曲も今の4人で録り直してほしい
ライブで毎回成長していることを実感するというか、昔の曲を音源で聴くとなんか違うな〜となるので...
∞Fを振り返ってみても、過去を焼き、換骨奪胎で血塗れになって前進していくというようなモチーフだったようにおもうし...